バンコクの交通事情とすべての交通手段を解説!
電車、バス、タクシー、トゥクトゥク、水上ボート…バンコクには多種多様な交通手段があり、その豊富さは東南アジアNo.1と言えるほどです。いや、世界でもこれほど交通手段の選択肢が多い都市はないかもしれません。
今回はそんなバンコクの交通手段について解説していきます。
バンコクの交通手段
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キャプション:BTSスカイトレイン
まずはバンコクの交通手段を挙げてみましょう。
・BTSスカイトレイン
・MRT地下鉄
・国鉄レッドライン
・エアポートレイルリンク
・路線バス
・タクシー
・バイクタクシー
・トゥクトゥク
・ソンテウ
・シーロー
・運河ボート
・チャオプラヤーボート
・GRAB
交通手段の選択肢でいえば、東京よりもはるかに多いですよね。在住者でもすべて利用したことがある人はどれほどいるでしょうか。
上から4つは都市鉄道ですが、ここ数年、バンコク首都圏では都市鉄道網の整備が急速に進んでいます。
新路線の開通に伴い、郊外にも高層コンドミニアムやショッピングモールが次々とオープン。日本人が暮らすエリアも拡大しています。
バンコクで日本人が暮らしやすいエリアについては、以前詳しく書いていますので、ぜひお読みください。
拡大するバンコクの都市鉄道網
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上の路線図はバンコク首都圏の都市鉄道網の完成予想図です。開通前の路線も掲載されていますが、計画通り進めば2020年代のうちにほぼ実現されるでしょう。
この路線図の中で言うと、在住日本人の多くは④⑤⑥の沿線に暮らしています。
④BTSグリーンライン スクンビット線
⑤BTSグリーンライン シーロム線
⑥MRTブルーライン
バンコクの主要なエリアはこの3路線がほぼカバーしています。
あなたもバンコクに暮らし始めたら、これらの路線を利用する頻度が最も高くなるでしょう。
この3路線の中でもターミナル駅となるのが、以下の3駅。
アソーク
・BTSスクンビット線 アソーク駅
・MRTブルーライン スクンビット駅
サイアム
・BTSスクンビット線 サイアム駅
・BTSシーロム線 サイアム駅
シーロム
・BTSシーロム線 サラデーン駅
・MRTブルーライン シーロム駅
この3駅は便利な半面、通勤・帰宅ラッシュ時の混雑は東京並です。
その酷さは、駅の改札外まで人があふれるほど。
ピーク時は電車に乗るまでに数十分かかる場合もあります。
朝や夕方にBTSやMRTを利用する際には、ラッシュを念頭に置いて移動するよう心がけてください。
バイクタクシー
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個人的にタイの移動手段で最も便利だと思うのが、バイクタクシー、通称“バイタク“です。
日本に一時帰国した際は、バイタクがないことに不便を感じるという在住者は多いと思います。
僕がバイタクを利用するシーンは主に以下の3パータンです。
・家から駅まで
・駅から目的地までの往復
・渋滞時
長距離移動はBTSかMRT、近距離はバイタクという使い分けですね。
バイタクの運転手も近距離の利用を想定しているので、バイタク乗り場から1〜2km程度であればあらかじめ料金が設定されていますが、それ以上になると交渉になる場合がほとんどです。
バイタクには縄張りがありますので、原則、バイタク乗り場から乗るようにしてください。
流しのバイタクを止めようと思っても、近くにバイタク乗り場がある場合は止まってくれません。客の奪い合いでトラブルになるからです。
バイタク乗り場にバイタクがいない場合は、流しのバイタクを止めてもOK。
初めての乗り場であれば、必ず料金を確認してから乗るようにしてください。
バイタク乗り場であればぼったくりは滅多にいないと思いますが、トラブルを避ける上でも料金は事前に確認するのが無難です。
流しのバイタクはぼったくられる可能性もありますので、ご注意下さい。
料金:10B〜
タクシー
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タイのタクシーは初乗り35Bとかなり安いので、利用頻度も高くなります。渋滞さえしていなければ電車とバイタクの組み合わせで移動するより、タクシーで直行したほうが早くて安い場合も多いです。
タクシー移動を選択する前に、必ずグーグルマップでリアルタイムの交通状況を確認するようにしてください。
バンコクの渋滞は日本では考えられないくらい酷いので、車移動では交通状況の把握は欠かせません。
僕はフライトでドンムアン空港に行くときはタクシーを利用することが多かったのですが、一度、酷い渋滞に巻き込まれてフライト時間に遅刻しそうなときがありました。結局タクシーを降り、トンローからバイタクでドンムアン空港まで行ったことがあります。
空港に到着したときには既に搭乗時間でしたが、幸いにもフライトが遅延していたおかげで間に合いました。バイタクがなかったら間違いなくフライトを逃していたでしょう。
朝夕のラッシュ時にタクシーを利用する際はくれぐれも時間に余裕を持って行動するようにしてください。
料金:初乗り35B、以降2Bずつ加算
路線バス
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バンコクには無数のバス路線が張り巡らされていて、どこにでもバスで行くことができます。
都市鉄道網が拡大している今でもバスでしかアクセスできない場所もあり、まだまだバスの需要はなくなることはないでしょう。
エリアの広さだけでなく、格安な料金もバスの魅力。
バンコクのバスにはエアコンありとなしのタイプがあり、もちろんエアコンなしのほうが安いです。
BTSの2〜3駅分くらいの短距離であれば、エアコンなしでも問題ないですが、数十分乗るのであれば、エアコンありが無難です。
エアコンなしのバスは窓全開なので排気ガスを浴びてしまいますし、低所得者向けの移動手段ということもあり、運転手の質も低い傾向があります。ニュースで見るバスの事故はその多くがエアコンなしのバスです。運転も荒い場合が多いので、身の危険を感じたら降車するようにしてください。
料金:6.5B〜(エアコンなし)、10B〜(エアコンあり)
運河ボート
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東洋のベニスと呼ばれたバンコクには今でもたくさんの運河がありますが、定期ボートが運行している運河は少なくなりました。
日本人が多く暮らすスクンビットエリアには、センセーブ運河があり、ボートの運行本数も豊富。渋滞知らずというだけでなく、ちょっとしたアトラクション気分も味わえるので、乗るたびにワクワクします。
僕はプラトゥーナムやセントラルワールド、旧市街に行くときに利用することが多いです。
料金:10B〜20B
チャオプラヤボート
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観光客にはおなじみのチャオプラヤー川ボートですが、僕はあまりリバーサイドに行くことがないので、滅多に利用することはありません。
昔は王宮やワット・ポー、ワット・アルンといった川沿いの観光地に行くときに利用することが多かったですが、今ではMRTブルーラインでアクセスできるようになったので、利用頻度が激減してしまいました。
それでもたまに乗ると川沿いならではの風情があり、感動しますよね。
ちょっとした船旅を味わいたい人には、BTSサパーンタクシンの船着き場から乗り、Bang Pho船着き場で降りるのがオススメです。
Bang Pho船着き場はMRTブルーラインのBang Pho駅に直結しているので、都心まで一本で帰ってくることができます。
料金:ボートによるが15B前後〜
シーロー、ソンテウ
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キャプション:シーロー
こちらは逆に観光客にはあまりなじみがない交通手段かもしれませんが、バンコク都心部にもシーローやソンテウという乗り物があります。
シーローは軽トラックの荷台を改造した乗り物で、決められたエリア内を運行しています。スクンビットではソイ39の入口近くやフジスーパー1号店にシーロー乗り場があり、駐在奥様の御用達の乗り物です。
乗り合いの場合もあれば、貸し切りの場合もありますが、基本的には行きたい場所に行ってくれます。バイタクとタクシーの中間のような存在ですね。
行き先によって料金は異なりますが、スクンビットのシーローであれば30〜50Bです。
![](https://thailandelite.info/wp-content/uploads/2021/11/9-3-1024x683.jpg)
ソンテウはトラックの荷台を改造した乗り物で、バスのように決まったルートを運行しています。パタヤでソンテウを利用したことがある人も多いのではないでしょうか。
シーローのように行きたいところに行ってくれるわけではありませんが、料金も10Bほどの一律料金であることが多いです。
トゥクトゥク
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タイの乗り物といえば、トゥクトゥクですが、在住者は滅多に利用することはありません。最も利用頻度の低い乗り物と言えるでしょう。
その理由は高いから、に尽きます。
タイ語で交渉してもタクシーより高いことが多く、バイタクのように渋滞をすり抜けられる機動性もありません。
正直、日常生活ではトゥクトゥクを使うメリットがないんですよね。
でもタクシーのトランクには積みきれない荷物があるときにトゥクトゥクは重宝します。
僕もタイに移住したばかりの頃、冷蔵庫を買いに行き、トゥクトゥクに積んでアパートまで帰った経験がありますが、「トゥクトゥクってこんな使い方もあるんだ!」と感動しました。
単純な移動目的での交通手段としてはトゥクトゥクに魅力はありませんが、乗ってしまえば楽しいのも事実。
ジェットコースターのような一種のアトラクションとして捉えれば、タクシーより高い料金も納得して払うことができます。
都心部では年々見かける台数が減っているトゥクトゥクですが、いつまでも残ってほしいですよね。
GRAB
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タクシーやバイタクも便利ですが、やはり今はGRABで移動することが一番多いです。GRABについては以前紹介していますので、ご存じない方はぜひお読みください。
関連記事:タイ生活の必須アプリ「GRAB(グラブ)」を徹底解説!
タクシーやバイタクと比較した場合のGRABのメリットは以下の2つ。
・クレジットカード決済
・運転手の質が高い
最近ではQRコード決済に対応したタクシーも増えてきていますが、まだまだ現金しか受け付けないという運転手もいます。またタクシーはスピード狂や怒りっぽい運転手にあたることも多く、乗車時にストレスを感じる場合が多いんですよね。
GRABでもごくたまにハズレの運転手もいますが、タクシーに比べれば、かなり確率は低いです。
配車まで待つ時間がもったいないということでなければ、GRABを使うことをおすすめします。
まとめ
以上、今回はバンコクの交通手段についてのお話でした。
僕にとってバンコク生活最大のストレスは渋滞に巻き込まれることなので、それだけは常に意識して交通手段を選択しています。
みなさんもラッシュ時間帯の移動にはくれぐれも時間に余裕をもって行動してくださいね!
明石直哉
2011年からバンコク在住。2015年に起業し、現在は会社経営と写真家という二足のわらじで活動中です。 このブログではタイ移住を検討している方に向けて、在住10年の経験を活かした情報を発信していきます。
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明石直哉
2011年からバンコク在住。2015年に起業し、現在は会社経営と写真家という二足のわらじで活動中です。 このブログではタイ移住を検討している方に向けて、在住10年の経験を活かした情報を発信していきます。
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