ノマドがタイに住むにあたっての注意点とアドバイス。

こんにちは。タイランドエリート会員でパタヤに住んでいるブロガーのリー(Twitter / Instagram)です。

この度、タイランドエリート正規販売代理店の大丸様よりお話を頂き、数回にわたりタイランドエリートの魅力等について執筆させて頂いています。

今回はタイトルの通り、ノマドワーカーがタイに住むにあたっての注意点とアドバイスを記載しています。

自分の海外移住経験はタイのみです。移住する前はバックパッカーとして頻繁にタイを旅行していました。

そのためタイの雰囲気に慣れてはいました。しかし、旅行の延長程度で得られる知識しかありませんでした。

そんな自分が本格的にタイに移住して感じたのは、タイは比較的移住が簡単な国であるということです。

理由は、日本人向けインフラが整っていて、生活に必要な情報を見つけやすいからです。

特に首都バンコクには多くの日本人が在留しているだけあって(在タイ日本大使館によれば、2019年時点でバンコクだけで3万人弱)、生活に必要な情報の多くはインターネットを通じて日本語で得ることができます

自分が初めてバンコクで長期滞在した時は、ビザの延長方法から日本語対応可能の歯医者や美容室の情報まですぐに見つかり、「簡単に住める」と確信しました。

Google検索しかり各SNSで、タイについての情報を検索さえできれば、タイではほぼ日本語だけで生活することも可能です。

とは言え、ネットで情報を検索できれば注意点が0になるというわけではありません。

移住前に短期での滞在を経験しておくべき

タイ移住を検討する前に、1ヶ月でも良いので短期滞在を経験しておきたいです。

旅行で4〜5日滞在するのと、1ヶ月以上の滞在ではタイの見え方が変わってくるからです。

例えばタイは常夏の国として知られていますが、寒さが嫌いな人でも、年中暑ければそれはそれで不快に感じる時もあるでしょう。

異常も慣れれば日常になるとは言いますが、慣れなければストレスになる可能性もあります。

バンコクのアソーク交差点
バンコクのアソーク交差点

中には一度もタイに訪れることなく移住した人もいます。

しかし一方で、「思っていたものと違った」という理由で早々に帰国した人も多く存在するのです。

1ヶ月程度の短期滞在が無理なら、短期旅行でも良いので数回はタイに行ってみるべきです。

ネットでいくらでも情報は得られるとは言え、視覚・聴覚以外のリアルな情報を画面越しで体感することはできません。

住む場所は大都市や観光都市が良い

ノマドがタイに長期移住するなら、タイランドエリートに入会すべき理由。でも記載しましたが、タイ語が不自由でも生活において不便を感じることは少ないです。

また上述しているように、大抵の情報は検索すれば得られます。

ただ、タイ語が不自由だと住める場所は限られます。外国人観光客が少ない地域になるほど、日本語での情報は少なくなるからです。また極端にタイ語以外の言語が通じなくなります。

バンコクでも、郊外へ行けばタクシー運転手に行き先を告げるのに簡単な英語すら通じないことは多々あります。
田舎には乗合バスに相当するソンテウが存在しますが、日本語や英語でもルートを解説した情報は少ないです。

タイのソンテウ

なので初めてのタイ移住では、バンコク・パタヤ・シラチャー・チェンマイ・プーケットの比較的在住外国人が多いエリアに住めば、不便を感じることは少ないでしょう。

自分もタイ語は不自由ですが、観光客が多いパタヤビーチ周辺に住んでいるため、簡単な英語だけで生活は成り立っています。不便は感じていません。

大使館のメール登録とツイッターは必須

最も重要なことは、タイ語が不自由な人は、タイの情勢を常に日本語で確認できるようにしておくことです。

タイ語が理解できないと、テレビのニュース番組を見ても今何が起こっているのかを理解できません。

そのため、例えば新型コロナ化におけるロックダウン、デモ・政治集会の知らせなど、生命にも関わる重要な情報は在タイ日本大使館からメールが届くよう登録しておくべきです。

newsclipなど、日本語でのタイ発ニュースサイトも常にチェックしておきたいです。

ツイッターの必要性

個人的にはツイッターのアカウント作成は必須だと思っています。

ツイッターには在タイ日本人のアカウントも多く、重要なニュースはすぐにリツイートされる傾向にあり自分の元にも回ってきます。

自ら情報を発信せずとも、タイ情報を発信しているアカウントをフォローしておくだけでも良いです。これだけでいち早く情報を得られ、助かることは多いです。

タイランドエリートのアカウントもあり、入会・入国に関する流れ等をツイートしてくれています。

タイランドエリートのTwitterアカウント

自分はツイッターとGoogle検索からの情報収拾だけで、不安や不自由を感じることなくタイで暮らせています。

多少は日本人との付き合いも広めたい

ノマドワーカーは自ら行動しない限り、人付き合いが広がる機会は少ないでしょう。

ノマドの中には、そもそも人付き合いが嫌いなため、パソコン一台で仕事できる生き方を選んだ人もいるかと思います。

ただ、長期で移住するのであれば、個人的には多少なりとも人の輪は広げた方が良いと思っています。

以前の自分は、タイでは全く人と関わらずに生活していました。

孤独を楽しみ励みとしていましたが、かと言って孤独になると、人は物事を悪い方向に考えやすくなります。孤独の時間が多いと不要な情報まで得てしまうこともあるでしょう。

そこで自分は今年の初めから、仕事を通してタイでも日本人と会うようになりました。

人と会うことで他人を理解する力を高められ、ネットで得られないリアルな情報収拾もできるようになりました。

タイに住む日本人同士というだけで共感できることも多く、日本で日本人と知り合うのとは異なる楽しみを得られています。

知人の存在やコミュニティに属することが、絶対に必要だとは思いません。しかし、同じようにタイに住む日本人と実際に会って交流することで、情報知識と見識は間違いなく拡大します。

タイに住む日本人は変わった人も多く、話してみると面白いことが多いです。ネットでは見聞きできないような経験談も聞けます。

ノマドなら人付き合いは容易に取捨選択できます。属したコミュニティに息苦しさを感じれば、簡単に離れられるでしょう。であれば、興味本位で人付き合いを始めてみるのもおすすめです。

ただし、日本人が日本人を騙す詐欺も横行しているため、オープンになりすぎるのは良くないです。

物価について。月5万円で暮らすのは無理

SNSでは散々言われていることですが、「タイで月5万円で生活」は非現実的です

筆者は月5,500バーツの格安アパートに住んでいた時期もありますが、それでも月5万円での生活は無理でした。

タイは日本よりも安かろう悪かろうが成立しています。住居しかり、家電製品、衣類、サービスなど。

(食事は例外で、こんなに安いのに旨すぎるというタイ料理店が多々ある。しかし、タイ料理は脂っこくてカロリー高めの料理が多いため、毎日食べるのはおすすめしない)

安いということは、それ相応の生活しかできないということです。この点を勘違いしている人は多いです。タイで生活費を抑えることは可能ですが、それが一様にコスパが高いとは言えないのです

自分は月10万円以下で生活していた時期もありましたが、主に娯楽の面で我慢を強いられました。

また、タイでは「安全はお金で買う」という意識も持っておくべきでしょう。

人通りが少ない奥まった場所に住めば、大通り沿いの住居よりも家賃は安くなる傾向にあります。しかし、それだけ軽犯罪に巻き込まれる可能性は高くなるでしょう。

バンコクのような大都市であっても、人通りが少ない上に野犬が多いという通りも多々存在します。

個人的には、倹約をしつつもある程度食事や住居に気を使い、時にはストレス解消に遊んだり旅行へ行くのであれば、月の生活費は最低でも10〜15万円は必要だと感じています。

治安

日本と比べると治安が悪いのは間違いないですが、タイは周辺国と比べれば比較的治安が良いです。

行動範囲が都市部中心で、夜に出歩くことも少なければ危険な目に遭うことは殆どありません。

自分が注意している点と言えば、「お札見せて詐欺」や「抱きつきスリ」や、酔客狙いのひったくりくらいです。

こうした軽犯罪は日本でも頻繁に起こっていることなので、日本にいる時より警戒心を強めてはいるものの、タイの治安が特別に悪いとは感じていません。

ただ、コロナ以降は自分が住んでいるパタヤでも目に見えてホームレスや物乞いが増えました。職を失った人は多いでしょう。治安が悪化する可能性はあります。

そのため、上述したように「安全はお金で買う」という意識を強めることはますます重要となります。

オートロック式で警備員が常駐している住居を選ぶのはもちろん、例えば近距離の移動でもあっても人通りが少ない場所ではタクシー等を利用するなどの警戒は常に必要です。

また、移住後はバイクや車などで移動する機会も増えるでしょう。交通も十分に注意すべきです。

自分もタイでは車を運転していますが、こちらが気をつけていても事故に繋がりそうな際どい瞬間に何度も遭遇しました

少しでも運転技術に不安がある人は、少々高くついても都度タクシー等を利用すべきです。

以上が自分がタイ移住にあたっての注意・アドバイスです。

基本的には、冒頭でも述べたように情報収拾能力さえあれば注意すべき点は少ないです。

ただ、情報過多にある現在は、判断を惑わせる不要な情報も入ってきてしまうこともあるでしょう。

こうした時、相談できる知人がいれば情報の信憑性について確認することもできます。

タイ移住は簡単です。日本と勝手が違う部分もあるのは確かですが、人生は一度なので興味があるのなら移住してみるべきです。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事