タイの魅力といえば、格安で質の高いマッサージもその一つですよね。タイへの移住を検討している人の中にもマッサージを楽しみにしている人も多いことでしょう。

僕はタイに暮らしはじめて10年以上経ちますが、コロナ禍前まではほぼ毎週欠かさずマッサージに通っていました。

10年住んでいてもマッサージに行くたびに、「やっぱりタイって最高だなぁ」と恍惚としています。(笑)

バンコクでは、“犬も歩けばマッサージ店に当たる”といっても過言ではないほどマッサージ店が軒を連ねていますが、逆に多すぎて選びきれないですよね。

そこで今回は、僕がおすすめするタイマッサージ店を7つご紹介します。

選んだ基準は、「清潔」、「ハズレが少ない」、「ロケーション(都心部)」です。

それでは行ってみましょう!

アットイーズ(at ease)

BTSプロンポン駅周辺に2店舗を展開し、バンコク在住日本人からも絶大な人気を誇るマッサージ店「アットイーズ(at ease)」。安心の日本人オーナーによる経営で、接客・サービス・技術のどれを取ってもトップクラスのマッサージ店です。

「バンコクのマッサージはアットイーズに始まり、アットイーズに終わる」

僕はそう感じています。

住み始めたばかりの頃は観光客と同じでまずは日本語が通じる有名なお店に行ってみて、それから色んなローカル店を攻めて、最後はアットイーズにまた戻ってくる。

こんなパターンでアットイーズに通っている在住者は多いと思います。

マッサージは人それぞれ好みが異なりますので、いかに自分に合うマッサージ師さんを見つけられるかがマッサージライフをエンジョイできるかの鍵になりますよね。

僕はアットイーズには3人のお気に入りのマッサージ師さんがいます。

どんな人気店でも自分と相性の合わないマッサージ師さんに当たる場合もありますが、アットイーズの場合は技術の平均レベルが高いので相性の合わないマッサージ師さんに当たる割合が他のマッサージ店よりも明らかに低いです。もちろん100%とは言いませんが、ハズレの少なさは頭一つ抜けていると思います。

タイマッサージでなかなかいいマッサージ師さんに出会えないという方は、ぜひアットイーズに通ってみてください。

ヘルスランド(Health Land)

アットイーズは日本人に一番人気のマッサージ店でしたが、日本人に限定しなければタイで最も有名なマッサージ店は「ヘルスランド(Health Land)」でしょう。

ヘルスランドは、バンコクに8店舗、パタヤに2店舗、チェンマイに1店舗を構えるチェーン店で、最大の特徴は大型店舗かつ個室でマッサージが受けられるということ。

個室もただカーテンやついたてで仕切ったようなものではなく、完全な個室です。(フットマッサージは個室ではありません)

高級感もあり、接客・サービス・技術も申し分ありません。

それにも関わらずマッサージは2時間600B。1時間ではなく2時間です。これだけのクオリティで街なかのローカル店と料金は大差ありません。これが人気の秘訣でしょう。

ヘルスランドもコロナ禍前は予約なしでは入れないほどの人気店でした。

昨年8月にコロナ前後でどんな変化があったかヘルスランドのアソーク店で働くマッサージ師さんに聞いたところ、以下の回答でした。

【アソーク店で働くマッサージ師の数】

コロナ前:400人

コロナ後:70人

【1人あたりの1日の平均接客数】

コロナ前:4人

コロナ後:1人

※上記数字は2020年8月の状況です

コロナ前は400×4で一日あたり1600人の集客があったことに驚きですが、コロナ後ではそれが70人にまで激減しています。

少なく見積もって客単価600Bだとしても一日あたり96万B(300万円強)の売上。一店舗だけで一ヶ月あたり1億円前後の売上があったということですから、とんでもないですよね。

どの支店も大型店舗なのでコロナ禍のダメージも甚大だと思いますが、僕も一ファンとして引き続きヘルスランドにも通おうと思います。

ポータイマッサージ39(Pho Thai Massage 39)

3つめは、BTSプロンポン駅徒歩1分のスクンビット・ソイ39にある「ポータイマッサージ39(Phot Thai Massage 39)」です。元々は「ワットポー・マッサージスクール・スクンビット店」という店名でしたが、いつの間にかポータイマッサージ39に変わっていました。

ここも昔から日本人御用達のお店で、僕が移住した10年前はタイマッサージ2時間300Bと格安だったので、毎週通っていました。

受付は日本語が通じるし、マッサージスクールの直営店ということで技術も文句なし。

それからあれよあれよと値上がりして、現在は2時間500Bですが、このレベルならそれも安いと感じます。

タイマッサージといえば、ワットポー。今も変わらず人気店です。

レックマッサージ(Lek Massage)

4つめは、1997年創業の「レックマッサージ(Lek Massage)」。スクンビットを中心にバンコクに10店舗構えています。ソイ24にあるNuchマッサージもLek系列のお店で、日本人にお気に入りのマッサージ店を聞くと、必ず名前が挙がる人気店です。

僕もソイ24店にお気に入りのマッサージ師さんがいたのでよく通っていました。

タイマッサージは1時間400B、90分600B、2時間750Bと、安くはない価格帯。これくらいの価格帯になってくると、ハズしたくないですよね。

僕はお気に入りのマッサージ師さんが他支店に異動してからは行かなくなりましたが、平均の技術レベルは高いのでハズレは少ないお店です。

レッツリラックス(Let’s Relux)

5つめは1998年創業の「レッツリラックス(Let’s Relux)」。タイ全土7都市(バンコク、チェンマイ、パタヤ、プーケット、クラビ、フアヒン、トラン)、海外3ヶ国(中国、カンボジア、ミャンマー)に展開するタイ最大のマッサージチェーンです。

バンコクではスクンビット、サイアム、シーロム、ラチャダーなど観光客が多い都心を中心に20店以上展開。デパート内の店舗も多く、どこでもハイクオリティなマッサージを受けられるのが特徴です。

料金はタイマッサージ2時間1100Bと、今回紹介する中では最も高級店。マッサージというよりスパに近い業態ですね。

技術もサービスレベルも高いですが、料金も高いのでこれまでに紹介したマッサージ店のように予約なしでは入れないということもほとんどありません。

多少高くてもいいから、待たずに質の高いマッサージを受けたい人におすすめです。

アジアハーブアソシエーション(Asia Herb Association)

6つめは日系のスパチェーン「アジアハーブアソシエーション(Asia Herb Association)」。アジアハーブアソシエーションといえば、マッサージと生ハーバルボール治療のダブルトリートメントが看板メニューです。

ハーバルボール治療はタイ伝統医学のひとつで、ハーブ天国のタイならではの治療法。在住者なら一度は受けたことがあるのではないでしょうか。

ハーブなので、「効果てきめん!」というほどの即効性はありませんが、ハーブの香りに包まれながら温かいハーバルボールでゆっくりとマッサージされる時間は、まさに至福のひととき。

タイ在住中に一度は体験していただきたいマッサージです。

おすすめはタイマッサージとハーバルボール治療がセットになったメニューで、90分1300B、120分1700Bです。

ちなみに10年前は半額でした。(笑)

10年後はさらに倍になっているかもしれませんね。(泣)

番外編 ホイクワン

最後の7つめは番外編としてMRTホイクワン駅近くのホイクワンナイトマーケット周辺にあるローカルマッサージ店をご紹介します。冒頭でお伝えした選択基準である「清潔」を満たしていないお店もありますが、最後というこでご堪忍を。(笑)

なぜわざわざホイクワンのローカルマッサージ店を紹介するかというと、その理由はズバリ、「明け方まで営業しているから」です。

さらに技術レベルが高いマッサージ師さんも少なくなく、何軒か回ればきっとお気に入りのマッサージ師さんと出会えるでしょう。

僕は以前、ホイクワンに2年半ほど住んでいたことがありますが、週に1〜2回のペースでホイクワンナイトマーケット周辺のマッサージ店に通っていました。

2時間300〜400Bのお店が多く、料金と清潔度は比例しています。(笑)

ホイクワンナイトマーケットは深夜1時を過ぎた頃から盛り上がりのピークを迎え、朝4時ころまで営業していますので、マッサージ店もそれに合わせて4時頃まで営業しているお店が多いです。

当時の僕は夜型人間だったので、週末は夜12時過ぎからマッサージに行き、早朝帰宅するという生活パターンでした。

ホイクワンからプラカノンに引っ越してからは、スクンビット界隈のマッサージ店は夜12時で閉店してしまうのでマッサージ難民になってしまい、わざわざプラカノンからホイクワンまでマッサージに行くことも多かったです。

夜遊びした後に、マッサージを受けたいという人は、ぜひホイクワンナイトマーケットに行ってみて下さい。

まとめ

以上、おすすめのタイマッサージ店を7つご紹介しました。

どのお店もハズレが少ないですが、絶対にハズレがないとも言い切れないのも事実ではあります。

お気に入りのマッサージ師さんが見つかれば、あなたのタイ生活はより豊かになることも間違いありません。

ぜひ今回紹介したお店を回ってみて、お気に入りのマッサージ師さんを見つけてくださいね。

今回はタイマッサージ店やスパを中心にご紹介しましたが、僕は台湾式フットマッサージも大好きなんです。

台湾式といえば、足つぼをグリグリと攻める痛キモチイイやつですが、バンコクにも台湾式のフットマッサージ店がたくさんあります。

そこで次回は、僕がおすすめするバンコクの台湾式足つぼマッサージ店をご紹介しますので、フットマッサージ好きの方はお見逃しなく!

筆者紹介

明石直哉

2011年からバンコク在住。2015年に起業し、現在は会社経営と写真家という二足のわらじで活動中です。 このブログではタイ移住を検討している方に向けて、在住10年の経験を活かした情報を発信していきます。
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