タイの入国審査で次回は正規のビザを取得してください
Bangkok,Thailand-August 31,2014 : Passengers departure at passport control desk in Suvarnabhumi Airport in Bangkok ,Thailand.This airport is handling about 45 million passengers annually.

タイの入国審査で次回は正規のビザを取得してください

タイの入国審査で入国審査官がパスポートの入国スタンプのページを詳しくチェックして、「次回の入国には正規のビザを取得してください」と指導することがあります。

日本人はビザなし観光で入国できるはずなのに、なぜ?

と思った方も多いことでしょう。

これは2014年にできた法律、ビザラン規制法による規制といえます。

不法就労と滞在日数の規制

以前のタイはバックパッカーの聖地として世界中からバックパッカーが押し寄せ、近隣国への陸路での出入国を繰り返すことでタイに長期滞在する「ビザラン行為」が横行し、外国人が長期でタイに滞在し、不法就労してタイ人の就労機会を奪ったり、犯罪を起こしたり、社会問題となっていました。

2014年以降は、こうした外国人の長期滞在や不法就労を規制する動きが強まり、タイに入国回数の多い人や通算滞在日数の多い人が入国審査で指導を受けるケースが増えているようです。

詳しい規制の内容は発表されていないのですが、目安としては年間の入国回数6回、滞在日数180日を目安としビザ取得の指導がおこなわれるようです。(もっと少ない入国回数や滞在日数でも指導を受けているケースもあるようです)

指導を受けると入国スタンプの横にはO-I(アウト/イン)との書き込みが行われ、指導の履歴が残されますので時間はきちんとビザを取得しないと入国できません。

入国拒否のケースも

ビザ取得の指導を受けるだけでなく、中には入国拒否を申し渡されるケースもあるようです。

隣国でのビザランのケースや、ビザ無し入国のための条件である帰国のチケットをもっていない、だとか、宿泊先があいまいだとか、理由はいろいろですが入国審査官は強い権限を持っているので事態を悪化させる行動は謹んだほうがいいでしょう。

ビザの申請

ビザの申請は在日タイ国大使館や領事館で行います。

日本以外のタイ国大使館でもおこなうことは可能ですが、タイの隣国でのビザ取得はビザランとの誤解を受けることにもなりかねないために極力避けたほうがいいようです。

ビザは入国の目的にあったビザを申請します。

ここで問題になってくるのが、長期滞在です。

タイのビザで初回申請で受け取れるビザは60日か90日が多く、タイの会社で働く場合を除いてはビザも繰り返しの申請は却下される傾向があります。年間のタイ国滞在は180日までとされているようで、それを超える滞在のためのビザ申請は受付をされないケースが多いようです。

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