タイ・バンコクの薬局事情

今回はタイ・バンコクの薬局事情をご紹介します。以前、「日本語だけOK?タイ・バンコクの医療事情を解説。」 

という記事で少し触れましたが、タイの薬局では日本では処方箋が必要な薬でも処方箋不要で買えるものもあり、ちょっとした体調不良の場合、総合病院より手軽に薬を購入できる薬局を利用することが多いです。

バンコクには犬も歩けば薬局に当たると言っても過言ではないほど、薬局が多く、外資系の大型チェーンから個人店までさまざまあります。タイに移住するにあたり現地の薬局事情は気になるポイントの一つでしょう。

今回は日本人に馴染みのある日系のドラッグストアチェーンや日本語対応薬局、薬局が薬を買いに来る格安薬局をご紹介します。

日系ドラッグストアチェーン

タイには日系のドラッグストアチェーンが2社進出しています。

・マツモトキヨシ

・ツルハ

マツモトキヨシは2015年にタイに1号店をオープンし、現在20以上の店舗を展開。日本の化粧品の品揃えが豊富と評判です。輸入品なので日本よりは高いですが、デパートの高級コスメだけでなくプチプラ系の日本のコスメが手軽に買えるのは嬉しいですよね。

ツルハはマツキヨよりも早い2012年にタイ1号店をオープン。現在の店舗数はマツキヨと同じくバンコクを中心に20店以上。

品揃えはマツキヨと似たりよったりですが、ツルハは洗濯洗剤や消臭剤なども取り扱っていることが特徴と言えるでしょう。

日本ほど安売りはしていませんが、どちらもドラッグストアに慣れ親しんだ日本人にはありがたい存在です。

外資系ドラッグストアチェーン

外資系のドラッグストアチェーンでは、ワトソン(Watsons)とブーツ(Boots)が進出しています。

香港発のワトソンズは、タイ国内に500店舗以上展開するタイ最大のドラッグストアチェーンです。タイ最大というだけあり、タイ全国どこに行っても見かけます。タイらしい天然成分配合のシャンプーやボディーソプなども種類豊富。どこでも手に入れられる安心感があります。

イギリス発のブーツは、タイ国内に200店舗以上展開し、ワトソンズに次ぐタイ第2位のチェーン。イギリス発というと高そうなイメージがありますが、ローカルと比べて高いというわけはありません。オリジナルブランドの種類も豊富でコスパも良し。

日本語対応薬局

バンコクには日本語対応薬局もあります。以下の記事で紹介したブレズ薬局はバンコクで日本人が常駐する薬局を4店舗、日本語対応の薬局を6店舗展開。移住したばかりの頃は、タイ語や英語で上手く自分の症状を説明できるか不安ですが、ブレズ薬局は日本語で対応してもらえるので安心です。

また、漢方専門店であるブレズ漢方薬局も開設。東洋医学的アプローチでの治療も可能になりました。

参考記事:【保存版】タイの薬を症状別にご紹介。

格安薬局

オンヌットの格安薬局Rungroj Pharmacy

最後に紹介するのは薬局が薬を仕入れに来る卸向けの薬局。薬にもよりますがスクンビット界隈の薬局よりも2〜3割ほど安く購入できます。卸向けといっても薬1つから小売りしてくれますが、1つ買うだけなら他の薬局で買っても大差はありません。

もし毎日のように使っている薬があれば、スクンビットから少し足を伸ばして交通費をかけても買い出しに行く価値はあるでしょう。

僕が知っている格安薬局は次の3つ。

・Rungroj Pharmacy(オンヌット)

MAP:https://goo.gl/maps/aDiPXLg5QpnwLgAKA

・Chula MD(シーロム)

MAP:https://goo.gl/maps/DSNpsTUPENJnaEVCA

・S.C. Pharmacy(Chula MDの並び)

MAP:https://goo.gl/maps/VStdYwsdnFjsVLQ97

薬の価格は三者三様です。オンヌットのほうが安いものもあれば、シーロムのほうが安いものもあります。まとめ買いをするのであれば、料金を比較してからがおすすめです。

まとめ

今回はタイ・バンコクの薬局事情についてご紹介しました。体調が悪いときはブレズ薬局、薬のまとめ買いなら格安薬局、日本のトイレタリーなら日系ドラッグストアへ、というように目的によって使い分けています。

これらの薬局はアロマやハーブ関連の商品も豊富なのでお土産選びにもおすすめですよ。

筆者紹介

明石直哉

2011年からバンコク在住。2015年に起業し、現在は会社経営と写真家という二足のわらじで活動中です。 このブログではタイ移住を検討している方に向けて、在住10年の経験を活かした情報を発信していきます。
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