タイ移住の流れ
タイに移住する場合の準備についてまとめてみます。短期の旅行と違い、日本出国前やタイ入国のあとになすべきことは多数あります。事前に計画し準備しましょう。
1出国前の手続き
タイに移住を決めた場合、日本出国前になすべき手続きをまとめてみます。
パスポート
現在タイに入国するためにはパスポートの残存期間1年が必要です。出国準備をする際には必ず調べましょう。タイでパスポートの期限が切れる場合は、在タイ日本大使館でパスポートの更新の手続きができます。
海外転出届
1年以上タイに住む予定がある場合、海外転出届を出す必要があります。海外転出届は居住している市町村の役所に渡航する14日前から提出することができます。その際にマイナンバーカードと住民基本台帳カードも返納します。
海外転出届を提出すると、住民票がなくなり、住民税はかからなくなります。
タイ移住のためのビザの手配
タイに長期で住む場合、いちばん重要なのはビザです。
日本人は観光目的であればタイにビザ無しで入国できますが、長期での滞在にはビザが必要です。
ビザの申請は、タイ国大使館または領事館で行います。
ここで注意することは、ビザの申請要件です。タイに滞在する目的によって取得できるビザは異なります。50歳未満の場合タイに長期滞在できるビザの種類は非常に少なくなります。
観光ビザなどの短い期間のビザですと入出国を繰り返してビザの申請を繰り返し行わなければならないだけでなく、年間180日以上滞在する継続のビザ申請は却下される傾向にあります。
また、学校には通わず長期滞在のためにだけ学生ビザを申請しても更新時には出席率やタイ語の能力を審査されるなどで最新性が認められないケースも多々あります。
また、ビザの種類によってビザの期限や入国の際に認められる滞在日数もことなります。ご自分にあったビザを申請するようにしましょう。
*タイランドエリートビザは5年マルチプルエントリービザでタイ移住に最も適したビザとして人気です。
留守宅
タイに長期滞在する場合、日本の留守宅をどうするのかも決めておく必要があります。
アパートの場合は解約し、家具を売却したり倉庫にしまったりすることも必要でしょう。
自己所有のマンションや戸建ての場合は、賃貸したり、売却したりという手続きも早めに進める必要があります。
海外旅行保険
不意の病気や怪我に備えて保険の準備も必要です。タイで現地の保険を手配することもできますが、実際に利用する場合の連絡は日本語で行うほうが心強いでしょう。となると出発前に日本の旅行者保険に加入するのがおすすめです。ただし旅行者保険の場合、最長6ヶ月までなどの期限を設けている保険商品もあるようです。
保険の種類によっては、病院に通う場合事前に保険会社の現地の相談デスクがあり、提携のある病院を紹介してくれたり、保険証の提示で病院での現金支払いが不要になる(保険会社から支払われる)など便利なものもあります。
タイに入国してからタイの保険に加入することもできますが、その場合、カバーされる病院がタイ人向けの病院のみだったりして、日本人がよく通うバムルンラード病院や、サミティベート病院などは対象外だったりする場合もあります。また窓口もタイ語のみ、あるいはタイ語と英語などの場合が多く、日本語対応可能な保険は少ないので注意が必要です。
年金と健康保険
国民年金については基本的には加入義務はなくなりますが、任意で継続し支払いを続けることもできます。
住民票転出の手続きの後、年金の窓口でやめる、または継続する手続きを行います。
2タイ入国時にすべきこと
住まい探し
賃貸住居を探す際には2つの方法があります。
日本人経営の不動産会社を利用する方法と口コミで探す方法です。
タイの賃貸コンドミニアムは家具家電付きが多く、共用部にはプールやフィットネスジムがついているものも多くあります。
日本大使館在留届
海外に3ヶ月以上滞在する場合、大使館に在留届を提出する必要があります。
日本人会
1913年に創設された、海外の日本人回の中で最も歴史のある日本人会です。
3タイ長期滞在に必要な手続き
90日届け
タイに滞在するすべての外国人は90日ごとに入国管理局に90日レポートという居住場所の届出義務があります。
*タイランドエリートメンバーの場合、無料代行サービスがあります。
TM30
上記の90日レポートの際に必要なのがTM30です。これは賃貸に居住していることを証明する書類で、賃貸人が賃借人に対し発行する書類です。
自己所有のコンドミニアムに居住の場合は、自分が貸主として、自分に発行するようになります。
リエントリーパーミット
シングルエントリービザでタイに入国した場合、ビザ期限内であっても一旦タイを出国するとビザは無効になります。例えば、60日期限のビザで入国し、7日後に何らかの用事でタイ国外にでると、ビザが無効になります。またすぐにタイに戻りたい場合は出国前にリエントリーパーミット(再入国許可)を取得する必要があります。
*タイランドエリートビザの場合、5年マルチプルエントリービザなので、何らの手続きを要せずに期限内に何度でも入出国ができます。
4教育
日本人学校
バンコクとシラチャに日本式の教育を行う日本人学校、泰日協会学校があります。
日本の文部科学省が制定した学習指導要領に基づく教育課程を実施し、在校生の日本帰国時や受験時にハンディを生じさせないようにするのがこの学校特徴で、多くの駐在員の子息が学んでいます。
インターナショナルスクール
タイでは英語教育熱も高く、イギリス式、米国式の英語での教育を行うインターナショナルスクールも多数あります。教育レベルは高く、幼児から高校までの教育を行う学校も多く、卒業後にイギリス、米国の有名大学に進学する生徒も多数います。